技術士二次筆記を4ヶ月で突破する技 50選

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技術士を志し、筆記試験に挑戦するための期間4ヶ月。

これは受験者の平均期間でいうと極めて短いと思います。

今回は「4ヶ月で実践した技50選」を包み隠さずご紹介致します。抽象的、具体的な方法論を並べていますが、どれも重要な視点です。

全て実践すれば限りなく合格に近づきます。

受験を志す方や勉強中の方の力になれば幸いです!

 

1. 隙間時間を大切に

忙しいのは言い訳。と自分に言い聞かせ、数分でも時間があればキーワードや文献を読む。携帯に吹き込んだ声を聴く。 時間が限られているからこそ、集中でき、効率の良い学習ができる!!

2. 人付き合いはほどほどに

飲み会は自ら主催することをやめた。誘われても支障が出ないほどにお断りを入れた。出てもお酒は飲まない。普段も断酒。お昼ご飯は早々に切り上げて学習時間の確保。そんなことで人間関係は壊れない!

3. 趣味は完全に封印

鬼のようにやってた大好きなテニスを完全に封印し、その時間を対策に充てた。短期で合格しようとするとそれだけ覚悟が必要!

4. 家族に熱意を伝える

家族が一番の理解者となり、応援してもらうために、この1年間の過ごし方をリスク、デメリットを踏まえてプレゼンした。勿論、夢も熱く語って。仕事と子育ても両立しながら、勉強するためにはコレ必須!

5. スケジュールの日時管理

500時間と目標を立て、各項目に予定と実績をエクセルで記入し、視覚化した。勉強時間はあくまでも目安にしか過ぎないが、長い戦いに向けて目標を明確にすることでモチベーションを維持できる!

6. 周囲への受験宣言

家族は勿論、職場上司、同僚には受験する旨を宣言。受験証明書で会社に属していることを証明するため、弊社では役員までの報告義務もあり、正に後に引けない状況。今年受からなければという覚悟を生み出す!

7. 技術士の資質能力と業務照合  

携わっている業務の中で、技術士だったらどのように問題解決するか、リーダーシップを発揮するか等、幽体離脱してメタ認知。技術士になったつもりで業務に取り組むことで自然と試験対策になる!

8. 脳の学習特徴を最大限活かす  

朝の時間帯はフル回転系(計算や論文回答の構成を10分で練る等)。一方、夜は記憶定着系(文献や書籍を読む、漢字練習などの単純作業)。  脳の特徴を捉えた勉強で能率アップ!

9. 睡眠時間ではなく質を確保する  

記憶の定着、体力の回復、健康維持、ストレスケアを目的として、α波の流れる音楽を極小音で聴きながら寝る、サウナで整うなど、睡眠の質を上げるようにした。結果、勉強の高効率化に繋がる!!

10.アウトプットを最大化する

得た知識を確実にするにはインプット→アウトプット。具体的には会社で勉強会を立ち上げ、若手に発信することで、不足点を洗い出し、調べる。この繰返しで技術を【自分の言葉】で伝えることができる!

11. 技術士に相応しい業務を洗い出す

受験票に書かれた業務をベースに口頭試問される。詳細業務以外の質問も多くあるため、【5つの業務全て技術士に相応しいと思う点を述べよ】という質問に答えられるように【自問自答】すること!

12. 課題解決できる技術者をアピール

技術士とは?の問いに端的に述べると【創意工夫で課題を解決できる技術者】に尽きる。特許思考と同じ。課題を抽出するためには問題を的確に捉える必要がある。その旨を受験詳細欄に書くこと!

13. 600文字原稿を25分以内で書く

本番はとにかく時間がない。図などを十分に盛り込むためには書くスピードを速めた方が良い。特に午後は3時間半で6枚。余った30分強は論文構成や作図に充てることで、他の受験者と差別化する!!

14.論文は書く前に見出しを考える

いきなり書き始めると問いの数に対する答えに偏りが生じてしまい、尻つぼみになりやすい。これを防ぐにはまず初めに論文構成(見出し=結論)を考えること。見出しだけで論理が伝わると良い!!

15.型を武器にして論述すべし

何となく書き始めると思考が乱れて纏まらない。ある程度の【型】を武器にすること。例えば見出し(結論)→背景→目的→具体的実施例。これらを6〜7行くらいで書けるようになると3枚問題は怖くない!

16.ロジカル接続詞を多用すること

論述は接続詞が曖昧だと、試験官が忖度して読むことになる。「し、り、て、が」は厳禁。しかし(逆説)、後で(時系列)、〜のため(目的)など後にくる文章が接続詞で予想できると点数アップ!

17.文の末尾は言い切ること

技術コンサルタントとして独立できるかを問われている。文の末尾が「考えられる」、だとか「言われている」など、推測や伝聞のような言葉では印象が悪い。最後は極力【〜である】で締めて短文化する!!

18.自分の文字の悪い癖を直すこと

筆記試験は手書きであるため、字は丁寧かつ綺麗に越したことはない。私は字が汚いため、ボールペン字一級の方に指導して頂いた。文字を【右肩上がり】するだけで、格段に論文の見栄えが向上!!

19.図表フローを早く作図すること

論文はまず第一に【見た目】が重要。見た目を良くする具体的方法としては図表やフロー図。沢山の文章説明が不要となり、試験官から見て単純明快で分かりやすい! 【早く作図する練習】が不可欠!

20.キーワード集を作成する

A4のクリアファイルを購入し、左に技術キーワード(原理、特徴、留意点、課題、今後の動向を整理)、右に600文字原稿用紙に手書きで整理した紙を入れて、見開きで確認できるようにした!計120個の数。

21.キーワードは有機的に繋げていく

自身が受験する範囲でカテゴリに分ける。化学の場合は市場動向、無機化学、電気化学等。その中で自分の専門とするキーワードを並べて、関連する最新技術を【数珠】のように有機的に繋げていく!

22.キーワードマインドマップを作る

数珠のように抽出したキーワード間を線で結び、マインドマップを作成する。カテゴリ毎の知識が繋がることで、線が一番集まっているキーワードは【超重要キーワード】ということが視覚化できる!

23.技報を書きまくる

業務の中で文章を書く機会はたくさんあるはず。その機会を利用しない手はない。4ヶ月で書いた技報の数は12件。第3者に添削されるようであれば、成長課題を見つけて成長するチャンスを得ることができる!
 

44. GWが勝負

大学受験の勝敗が夏休みであるように技術士はGWに学習できるかが勝敗を分ける。具体的には10時間勉強し、初めて過去問にトライした期間(2枚の論述に3時間もかかり、ボロボロだった)。GW明けにはキーワード80個。

45.過去問にチャレンジ

・最低直近3年分を把握

・共通項を分析

・解答の質を追求≠時間(2〜3ヶ月前の時点では)

・不足している知識を抽出

・同部門の他専攻分野も確認

発信したノウハウ含めて実践すれば、私は試験2週間前に悟りが開かれました!

46. 技術士に添削してもらう

論述は相対評価であるため、1人に固定した指導は良くない。理想の論文は新聞のように初見者でもスラスラ読めること。2人以上(同分野、他分野)の技術士に同じ論述を添削頂き、共通解を見出すこと!

47. 本番さながらの試験体験をする

塾が開催する模擬試験を受験するのも良い。本番と同じ時間帯で試験を行うことで、時間の足りなさ、集中力の持続性の難しさ、飲み物の重要性(私はコーヒー)など知識以外の課題も抽出できる!

48.業務で触れたキーワードをカウント

キーワード集は業務でも持ち歩く。アンテナを広げて、業務内で触れたキーワードをカウント。私は触れる度にシールを貼った。結果、出会った分だけ重要&日常的に触れるため必然的に覚える!

49. 問題を見て15分で骨子構築

構成を考えながら書くと、途中で論理がズレてしまい、気付いたとしてと書き直す時間はない。問題を見て15分以内で構成(見出し)をメモ。別の問題をやる。それを繰り返し、論理展開の訓練をする!!

 

是非参考にしてみてください!!

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